東京観光ついでに稼働するつもりでパチンコ店を軒並み訪れ、しばし、目についたのが「4倍遊べる」というパチンコ屋の、のぼり。
「あっちゃ~、こちらでもゲーセンよろしく張りのないパチンコ屋が流行ってんのね」とがっかりしたものの、それはそうと「4倍遊べる」ってなかなか皮肉めいた文言ではありませんか?
1パチ&5スロ経営をほのめかすこれらの文言はすでにパチンカースロッターにとってはおなじみでしょうが、ふーん、ってなぐあいに平然と見過ごしているのならば、ぼくは「え、なんでそんなに寛容でいられるの?」とツッコみたくなる。
なにしろ「4倍遊べる」とは、打ち手が負けることを前提に作られた、いわば負けの美学だから。
「4パチで全額スるくらいなら、4倍長く遊んじゃおうぜ~」という、敗北を長引かせるための一時しのぎの延命的な快楽主義だ。
もしこれが仮に、打ち手が勝利し、銭じゃらじゃら、よっしゃ~うまい飯食いにいきますか、的な立場を想定しているのだとすれば勝ち続けることはイコール遊び続けられることなので、4倍とか、10倍とか、数字に置き換えるだけ野暮ということになる。
すなわち、負けを想定していないと「4倍遊べる」という文言はきっと思いつかないのだ。打ち手、ナメられてない?(笑)
なので、1パチ&5スロ店はできることならば、どこの店も代り映えしないけれども、率直に「1パチ&5スロ店」と明記すればいいんじゃないでしょうか?
しゃれこもうとか、てらいを狙ったりすると、誤解を生むので。いいえ、ちょっとまてよ。パチンコ社会は「不要に煽っちゃダメ」という規制があるので「4倍遊べる」という、厳しい現実を暗に示すのは、案外、知的な道徳的配慮と言えるかもしれない(笑)
都会幻想さながら、パチンコ屋も都会のほうが、という淡い幻想をぼくは抱いていました。
東京には勝てる環境が整備されているはずだ、と。わりと無根拠にあこがれていたりしたのですが、実際は、うーんで。
(※軍団が幅を利かせて、なおかつパチンコ熱の苛烈な出稼ぎパチンカーのメッカである「神奈川」には今回、出向いておりません)
むしろ、これは相当きついゾ、ということになり、都会のパチンコライターないしパチスロライターたちが、けっこうやけっぱちな台選びをしている由がわかりました。
やけっぱちにならないとさわることができないのです。1フロアが狭い。1店舗が小粒。自転車や自動車での移動はむつかしいと、あくまで天井狙いするうえで、なかなか不利な土地柄だと痛切に思った次第です。
マ、なんていうのでしょうか、これだけ1店舗に足を運ぶのに手間だと、店内に入って打たずに帰するのが億劫なんです。だからこそ、もうどうにでもなれ、と手当たり次第に打つしかないのではないかと憶測します。
なかなか不遇な地ですよ、東京の都心は。
「でけえ!」
JR秋葉原駅に降り立ったぼくは、その街の、いかにも観光地然とした景観に圧倒された。
ビルとビルがひしめきあい、人と人が絶えず行き交い、アニメっ気を帯びた広告等のおびただしさに、ぼうっとする。
すでにこの何日間かに秋葉原へは一度きたはずなのに。やはり街の活気それ自体が異質なのだろう。
上野、渋谷、原宿、池袋・・東京の観光地らしいところは、それぞれに「街のにおい」がある。
あたかも料理の数だけ味の数があるがごとく。もっとも、秋葉原は異質で異端なのだけれども。
非現実的快楽を全面的に「是」とする空間で、奇人変人がのさばって許容されるおおらかさがある。
「さてはパチンコ屋もなかなかに個性的なのでは?」
パチンコ屋に踏み込む口実を思いついたぼくはしめしめとばかりにパチンコ屋のドアをくぐった。店内に充満する騒然とした雰囲気は福岡であれ東京であれ田舎であれ都会であれ、とどのつまり、どこもかしこも似たようなものだと思った。
しかしながら、飛び込んできた光景は、いままで見たことのない、まるで珍妙なありさま。
「なんじゃこりゃ!?」
いやー、まいった!
2017年の1月から3月までは、すこぶる順調だったのですが、ここ4月くらいには「万策尽きた」と思えるほど、ジタバタしたのに頼みの綱が見つかりません。
奥の手として、というか、絶対に使いたくなかった「期待値を下げて立ちまわる」という情けない手段に打って出ることにしました。
個人的には、4月はせいぜい+30万いくかどうか(日当15000円/週5日稼働計算で)。
ま、しかたないっすね。この記事ではなぜぼくがここまで追い込まれてしまったのか、2017年のおおよその稼働記録と、稼ぎにくい時期の立ちまわり方法をお伝えします。
どうやらパチンコ台における「良台」の定義が曖昧らしい。
ほとんどのプロがなんとなく、その日勝てるか、を基準に打ってるんだとか。
高い期待値を追い求めるのは当然としても、その方法は非効率的だと個人的には思ってる。
たとえば、朝起きて「今日はあそこのお店がアツいかも」と、日雇いバイトよろしく、その場しのぎで突撃するらしい。
よっぽど腕利きのパチプロでない限り、そんな無鉄砲な立ち回りはオススメできない。
ではどうやって良台を探すのか。ぼくにはたった1つの明確な基準がある。ズバリ「賞味期限の長短」だ。
同じ機種の同じ期待値の高い台であっても、稼げる期間はさまざま。せっかくだったら、長く打ち続けたいもの。
1か月や2か月打ち続けても生き残ってくれる台を、ぼくは「賞味期限の長い台」と定義している。
賞味期限の長い台を見つけることができると、立ち回りがラクになる。
なんせ長期間台探しせずにいられるからだ。朝から決まったホールに足を運び、決まった台を打てばよいのだ。
ぼくは12月の下旬から現在(1月21日)まで、17日間、いつも同じ台を打っている。
「それは〇店の○○(機種名)です!」と宣言したいのだが、それをすると痛い目に遭ってしまうと昨年学んだので、お伝えできない。
ただ、これだけは言える。賞味期限の長い台を見つけられるとラクだ!と。
この記事では、ラクして稼いでいるパチプロの台探し方法をレクチャーします。
この記事は「代打ちのバイトをはじめたい!」という雇用されたい人のために書かれたものではありません。
グループのリーダーとして代打ち雇って利益を上げたい、というパチプロのために書きました。
ぼくは現在1人で稼いでいますが、代打ちを雇って稼いでいた期間は5~6年。
合計で10人近くの代打ちと出会い、苦楽をともにしました。
彼らと真正面から向き合う中で、代打ちを雇う人には2つの素質を兼ね備えている必要があるとを悟りました。
代打ちを雇うかどうか悩んでいる方の手助けになれば幸いです。
読者さんから質問をもらいました。
たけし より
ひちかさん初めまして。いつも読んでます。
わたしはサラリーマンパチンカーでいつも夕方から稼働してます。
最近、やけにパチンコが疲れるのですが原因はわかりますか?
20代の頃は感じなかった身体の重さ。改善したいと思っています。
「歳のせいじゃないですか?」というのは、野暮でしょう。
ご本人も気づいているでしょうし。
同じように悩んでいる方は多いかもしれませんね。
パチンコが疲れる原因を、まとめました。
「パチンコってマジで稼げるじゃん!」
それに気づいたときは、興奮するもの。
パチプロ1年生あるあるといえるでしょう。
ぼくも経験済みです。
そして、稼げることを知ると大きく儲けたくなるのが人間の性。
「代打ちを雇って・・」と、妄想するのも悪くありません。
稼いだ金額の一部を代打ちに支払えば利益が残る、と。
しかし、待って欲しい。それは危険な考えなんだよ、と言いたいのです。
代打ちを雇って破産した、なんて話はありふれています。
「んなあほな!」とツッコまれるかもしれませんが、そういうコントのオチのような話が現実に起きてしまうのだから恐ろしい。
この記事では、代打ちを雇った人のベタな失敗例をお伝えします。
「パチンコを打ってお金がもらえるなんて最高!」
そう思っていた時期がぼくにもありました。
バイトとはいえ半分遊び感覚でお金がもらえる、と想像しただけでワクワクしていたのです。
しかし、この世に溢れる打ち子(サクラや代打ちもしかり)の実情は、そんな浮かれた想像とはかけ離れるものばかり。
この記事では、おいしいバイトの真実をお伝えします。
パチンコ依存症関連の記事に大きな反響があって、質問をたくさんもらっています。
その中で2、3人から同じような内容のメッセージをいただきました。
それが「どうしてもやめられない」とのこと。
個人的にはムリにやめる必要はないと思います。
喫煙者が禁煙パイポを吸って徐々にやめていくように、パチンコもゆっくり遠ざければいいと思います。
ただ、問題なのは借金を抱えている人がその額を増やしてしまうこと。
この記事ではお金を大きく減らさず、精神的リスクの少ないパチンコの辞め方をお伝えいたします。
不思議な縁の巡り合わせか、パチンコ好きの元にはなぜかパチンコ好きが集まります。
つい最近、プライベートで知りあった友達の中に「パチンコを教えて欲しい」と頼まれました。
まだサンドにお金を入れるのも不慣れなガチの初心者の女性です。
ほとんどパチンコ業界を知らない彼女は結構おもしろい質問をしてくれます。
「ビギナーズラックって本当にあるの?」というのも、その1つでした。
パチンコをはじめて打ったら勝ちやすいという、迷信のようなアレですね。
今回は、ビギナーズラックの正体についてお伝えいたします。